肝細胞癌update 2012
治療 最新の外科治療
江口 晋
1
,
曽山 明彦
,
高槻 光寿
,
兼松 隆之
1長崎大学 移植・消化器外科
キーワード:
肝細胞癌
,
肝切除
,
肝臓移植
,
腹腔鏡法
,
無病生存
Keyword:
Hepatectomy
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Laparoscopy
,
Liver Transplantation
,
Disease-Free Survival
pp.164-170
発行日 2012年2月1日
Published Date 2012/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012133344
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肝細胞癌(HCC)に対する診療ガイドラインが出版され、外科治療の適応に関しては一般化したと考えられる。しかし、外科治療の方法に関しては日進月歩で、最近では腹腔鏡下あるいは腹腔鏡補助下での肝切除も普及してきた。また、小肝細胞癌に対する肝切除とラジオ波焼灼療法のランダム化比較試験(RCT)、コホート試験も開始され、症例が蓄積されているところである。本稿では肝細胞癌に対する外科治療(切除、移植)の最近の進歩につき概説した。
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