肝細胞癌update 2012
診断 肝細胞癌の超音波検査法
有田 淳一
1
,
國土 典宏
1がん研究会有明病院 消化器外科
キーワード:
肝細胞癌
,
術中期
,
鑑別診断
,
超音波診断
,
Perflubutane
,
超音波造影検査
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Intraoperative Period
,
Ultrasonography
,
Perfluorobutane
pp.144-148
発行日 2012年2月1日
Published Date 2012/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012133341
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超音波検査は低侵襲で簡便であり、肝細胞癌患者において欠かせない検査となっている。通常の超音波検査は肝結節のスクリーニングとして有用であるが、肝結節の鑑別診断としての精度は高いとはいえなかった。しかし第二世代超音波用造影剤Sonazoidの登場は、血流動態評価を可能にし、さらに安定した肝細胞癌スクリーニングも行えるため、超音波検査のブレイクスルーであったといえる。外科医にとって術中超音波は必須であるが、新しい手技である術中造影超音波も有用な武器となる。
©Nankodo Co., Ltd., 2012