Diagnostic and Interventional EUS-現状と将来展望
造影超音波
鎌田 研
1
,
北野 雅之
,
工藤 正俊
1近畿大学 医学部消化器内科
キーワード:
鑑別診断
,
膵臓腫瘍
,
膵嚢胞
,
超音波内視鏡検査
,
Gastrointestinal Stromal Tumor
,
ハーモニックイメージング
,
Perflubutane
,
超音波造影検査
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Pancreatic Cyst
,
Pancreatic Neoplasms
,
Endosonography
,
Gastrointestinal Stromal Tumors
,
Perfluorobutane
pp.1689-1696
発行日 2013年11月20日
Published Date 2013/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014055614
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第二世代超音波造影剤ソナゾイドRは低音圧にて共振するため,低音圧を使用するEUSに適している.造影ハーモニックEUS(CH-EUS)を用いると,膵充実腫瘍性病変を周辺膵実質の血流密度と比較することにより,Avascular(I型),Hypovascular(II型),Isovascular(III型)およびHypervascular(IV型)の4パターンに分類することができる.通常型膵癌の多くがII型を呈し,膵内分泌腫瘍の多くがIV型を呈する.膵嚢胞性病変では病変の内部構造が明瞭化し,膵管内乳頭粘液性腫瘍においては粘液塊と腫瘍部の鑑別が可能となる.さらに,リンパ節やGISTの質的診断にも有用である.
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