必読 最新の肝切除(その1)
最新の術中超音波
有田 淳一
1
,
國土 典宏
1東京大学 肝胆膵外科・人工臓器移植外科
キーワード:
肝細胞癌
,
肝切除
,
術中期
,
術前診断
,
超音波診断
,
Doppler超音波診断
,
超音波プローブ
,
ハーモニックイメージング
,
Perflubutane
,
超音波造影検査
Keyword:
Hepatectomy
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Intraoperative Period
,
Ultrasonography
,
Ultrasonography, Doppler
,
Perfluorobutane
pp.369-374
発行日 2010年4月1日
Published Date 2010/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010147107
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
従来の術中超音波の役割として、肝離断前の最終画像診断、肝離断面のガイド、系統的染色の穿刺ガイド、Belghiti法のガイド、ドプラ法による安全性の確保があげられる。当科では新たな技術としてSonazoid(perflubutane)を用いた術中造影超音波を行っている。術中超音波で発見された新結節や術前診断不確定の結節の質的診断を主な目的として造影早期相とKupffer相を観察する。また、Kupffer相では術中超音波でも指摘できなかった新たな肝細胞癌を発見できる。
©Nankodo Co., Ltd., 2010