肝細胞癌update 2012
肝細胞癌取扱い規約とTNM分類 日本と欧米の違い
中山 壽之
1
,
高山 忠利
1日本大学 消化器外科
キーワード:
肝細胞癌
,
肝切除
,
肝機能検査
,
アメリカ
,
日本
,
ヨーロッパ
,
TNM分類
,
癌取扱い規約
Keyword:
Europe
,
Hepatectomy
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Liver Function Tests
,
Japan
,
Neoplasm Staging
,
United States
pp.131-135
発行日 2012年2月1日
Published Date 2012/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012133339
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肝細胞癌の進行度分類について『原発性肝癌取扱い規約』(第5版補訂版)とthe American Joint Committee on Cancer(AJCC)-Union for International Cancer Control(UICC)のTNM分類(第7版)とを比較した。病期を規定するT因子のカットオフ値は日本2cm、欧米5cmと大きく差があり、地域性や根拠となるデータベースの違いに基づくものと考えられた。病期と肝予備能を合わせた統合ステージングは予後判定に有用であり、現在はJapan integrated staging(JIS)スコアが優れている。
©Nankodo Co., Ltd., 2012