変革する心房細動診療とその実践up-to-date
欧米・日本におけるガイドラインリニューアル
山下 武志
1
1心臓血管研究所 循環器科
キーワード:
心房細動
,
臨床試験
,
診療ガイドライン
,
多施設共同研究
,
アメリカ
,
日本
,
ヨーロッパ
Keyword:
Atrial Fibrillation
,
Clinical Trials as Topic
,
Europe
,
Japan
,
United States
,
Multicenter Studies as Topic
,
Practice Guidelines as Topic
pp.404-406
発行日 2008年3月1日
Published Date 2008/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008149293
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心房細動に対する診療ガイドラインは、欧米・日本ともに2001年とごく最近発表されているが、両者ともに、エビデンスの乏しい時代での専門家によるリコメンデーションといえる。その後、AFFIRM試験を代表とする数々の大規模臨床試験の結果が報告され、心房細動管理に対する考え方が変革を遂げた。これを反映して、2006年、欧米ではガイドラインがリニューアルされている。日本ではJ-RHYTHM試験の結果が報告された。これは欧米の臨床試験の結果を支持する一方で、本邦の医療の特徴を明らかにするものであり、これらの欧米・日本のエビデンスをもとに作成作業中の新しい心房細動ガイドラインが、2008年度内には公表されるであろう。
©Nankodo Co., Ltd., 2008