肝細胞癌update 2012
肝細胞癌の疫学
蔵満 薫
1
,
福本 巧
,
具 英成
1神戸大学 肝胆膵外科
キーワード:
肝炎-B型
,
肝炎-C型
,
肝細胞癌
,
死亡率
,
発生率
,
発展途上国
,
リスク
,
先進国
,
地域差
Keyword:
Developing Countries
,
Hepatitis B
,
Hepatitis C
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Mortality
,
Risk
,
Incidence
,
Developed Countries
pp.115-120
発行日 2012年2月1日
Published Date 2012/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012133336
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わが国における肝細胞癌(以下、肝癌)の死亡数の増加は、C型慢性肝炎の増加に起因する。近年はウイルス性肝炎患者の減少とアルコール性肝炎および非アルコール性脂肪性肝炎に起因する非B非C型肝癌の増加が顕著である。現在わが国や欧米ではこれら肝癌の背景因子の推移をふまえ、肝癌高リスク群に対するサーベイランスが治療戦略の一環として展開されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2012