肝胆膵領域における最新の画像診断
膵腫瘍に対する最新の超音波内視鏡検査
友野 輝子
1
,
山雄 健次
,
澤木 明
,
水野 伸匡
,
原 和生
,
肱岡 範
,
佐伯 哲
,
赤羽 麻奈
,
小倉 健
,
羽場 真
,
清水 怜
,
丹羽 康正
,
田近 正洋
,
河合 宏紀
,
近藤 真也
,
清水 泰博
,
谷田部 恭
,
細田 和貴
1愛知県がんセンター中央病院 消化器内科
キーワード:
自己免疫疾患
,
膵炎
,
膵臓腫瘍
,
超音波内視鏡検査
,
膵管癌
,
黄疸-閉塞性
,
細針生検
,
Perflubutane
,
膵管内乳頭腫瘍
,
超音波造影検査
,
粘液性嚢胞腫瘍
Keyword:
Autoimmune Diseases
,
Pancreatic Neoplasms
,
Pancreatitis
,
Endosonography
,
Carcinoma, Pancreatic Ductal
,
Jaundice, Obstructive
,
Biopsy, Fine-Needle
,
Perfluorobutane
pp.179-186
発行日 2011年2月1日
Published Date 2011/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011113931
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超音波内視鏡検査(endoscopic ultrasonography:EUS)は、体外式の腹部超音波検査(ultrasonography:US)と比べて病変に近接して観察できることから膵腫瘍に対する腫瘤描出能は高い。造影EUSを行うことでさらに血流動態を加味した診断が可能となってきている。また、超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-guided fine needle aspiration:EUS-FNA)を行うことで、組織の採取が可能であり、その技術を用いた治療への応用も行われている。2010年度診療報酬改訂でEUS-FNAが保険収載され、今後ますますEUSおよびEUS-FNAが発展・普及していくと予想される。本稿では、膵腫瘍に対する最新のEUSとEUS-FNAを用いた診断・治療について概説する。
©Nankodo Co., Ltd., 2011