胆嚢を究める
検査 胆嚢の超音波内視鏡検査
肱岡 範
1
,
山雄 健次
,
水野 伸匡
,
原 和生
,
澤木 明
,
丹羽 康正
,
田近 正洋
,
河合 宏紀
,
近藤 真也
,
佐伯 哲
,
赤羽 麻奈
,
小倉 健
,
羽場 真
,
千田 嘉毅
,
佐野 力
,
清水 泰博
1愛知県がんセンター中央病院 消化器内科
キーワード:
腺癌
,
胆嚢
,
胆嚢腫瘍
,
ポリープ
,
超音波内視鏡検査
,
膵胆管合流異常
,
細針生検
,
胆嚢炎-黄色肉芽腫性
,
胆嚢腺筋腫症
,
超音波造影検査
Keyword:
Adenocarcinoma
,
Gallbladder
,
Gallbladder Neoplasms
,
Polyps
,
Endosonography
,
Biopsy, Fine-Needle
pp.484-490
発行日 2011年5月1日
Published Date 2011/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011199017
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超音波内視鏡(endoscopic ultrasonography:EUS)は空間分解能に優れ、胆嚢病変の精査には欠かすことのできないmodalityである。胆嚢は大きな管腔臓器であり、EUSで胆嚢全体を観察するには多方向からの観察が必要である。また胆嚢管の観察はEUSの使命であり、常に意識して描出するようにする。胆嚢の異常所見として、胆嚢ポリープ、胆嚢腺筋腫症、胆嚢癌の症例を提示する。また胆嚢癌に対する超音波内視鏡下穿刺吸引生検法(endoscopic ultrasonography-guided fine needle aspiration:EUS-FNA)について、症例を提示しながら紹介する。
©Nankodo Co., Ltd., 2011