消化器内視鏡診療の進歩 パラダイムシフトへの胎動を覘きみる
腫瘍性病変における内視鏡診療の進歩 膵・胆道腫瘍
原 和生
1
,
山雄 健次
,
澤木 明
,
水野 伸匡
,
肘岡 範
,
丹羽 康正
1愛知県がんセンター中央病院
キーワード:
膵臓腫瘍
,
総胆管造瘻術
,
胆汁うっ滞
,
胆道腫瘍
,
超音波内視鏡検査
,
胆道鏡法
,
黄疸-閉塞性
,
細針生検
,
内視鏡的胆道ドレナージ
Keyword:
Biliary Tract Neoplasms
,
Choledochostomy
,
Cholestasis
,
Pancreatic Neoplasms
,
Endosonography
,
Jaundice, Obstructive
,
Biopsy, Fine-Needle
pp.651-657
発行日 2010年10月1日
Published Date 2010/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011003831
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閉塞性黄疸に対する治療として、以前より経皮経肝胆管ドレナージ(PTBD)があったが、低侵襲な内視鏡的胆管ドレナージが優先して行われるようになっている。超音波内視鏡を利用したドレナージ法として、EUS-guided rendezvous technique、EUS-guided choledochoduodenostomy(EUS-CDS)、EUS-guided hepaticogastrostomy(EUS-HGS)が開発され、また、上記ドレナージ法と十二指腸ステントの併用も行われている。経口胆道鏡は癌の内視鏡診断のみではなく、胆道ドレナージにおいても有用な手技である。
©Nankodo Co., Ltd., 2010