研修医必読 外科感染症のup to date
外科の立場からみたSurviving Sepsis Campaign guidelines
宮下 正夫
1
,
柏原 元
,
内田 英二
1日本医科大学 外科(消化器・一般・乳腺・移植部門)
キーワード:
病巣感染
,
最小侵襲手術
,
診療ガイドライン
,
敗血症
,
カテーテル感染
,
血液培養
Keyword:
Blood Culture
,
Focal Infection
,
Practice Guidelines as Topic
,
Sepsis
,
Minimally Invasive Surgical Procedures
,
Catheter-Related Infections
pp.601-604
発行日 2010年6月1日
Published Date 2010/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010217772
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Surviving Sepsis Campaign guidelines(SSC guidelines)2008、すなわち改訂版ガイドラインで外科医にもっとも密接なものは、感染源の診断と局所治療に関する記載である。診断では、適切な培養検査と侵襲の少ない画像診断が強く推奨され、感染部位の局所治療には早急な感染部位の評価と低侵襲な治療法の選択、感染原因となる血管カテーテルへの対応が推奨される。これら改訂版SSC guidelinesの中で外科医の立場から重要と思われる点を解説する。
©Nankodo Co., Ltd., 2010