必読 最新の肝切除(その2)
Liver hanging maneuver
森根 裕二
1
,
島田 光生
,
宇都宮 徹
,
居村 暁
,
池本 哲也
,
森 大樹
1徳島大学 消化器・移植外科
キーワード:
下大静脈
,
肝静脈
,
肝切除
,
外科用器具
Keyword:
Hepatectomy
,
Hepatic Veins
,
Surgical Instruments
,
Vena Cava, Inferior
pp.461-465
発行日 2010年5月1日
Published Date 2010/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010193448
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Liver hanging maneuver(LHM)原法は、肝の授動を行わずに肝部下大静脈前面を剥離しテープを誘導・牽引しながら肝実質切離を行う手技であるが、原法で報告された肝右葉切除以外にも、テープの誘導によりさまざまな肝切除術式に応用可能で、肝切除術における必須の基本手技となりつつある。本稿ではLHM原法のコツとともに、(拡大)肝左葉切除、肝右葉切除+尾状葉切除におけるLHMを応用した手術手技(静脈管溝を指標としたmodified LHMによる肝切離)について述べる。
©Nankodo Co., Ltd., 2010