大腸癌肝転移に対する治療
Ablationの成績と位置づけ
堀内 彦之
1
,
石川 博人
,
久下 亨
,
川原 隆一
,
藤下 真奈美
,
衛藤 大明
,
川嶋 裕資
,
木下 壽文
,
白水 和雄
1久留米大学 外科
キーワード:
肝細胞癌
,
大腸腫瘍
,
治療成績
,
ラジオ波焼灼術
Keyword:
Carcinoma, Hepatocellular
,
Colorectal Neoplasms
,
Treatment Outcome
pp.134-138
発行日 2010年2月1日
Published Date 2010/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010107219
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転移性肝癌は年々増加傾向にあり、新規化学療法の導入により奏効率は向上してきたが、再燃例などに対する二次的な標準化学療法は決まっていない。現状では、大腸癌肝転移治療の第一選択は肝切除である。今日、小肝細胞癌に対してラジオ波焼灼術(RFA)が低侵襲で有効な肝局所療法として確立している。大腸癌肝転移でRFA治療の報告が散見される。本稿では、大腸癌肝転移に対するRFAの治療成績とその位置づけについて検討する。
©Nankodo Co., Ltd., 2010