乳癌治療の最前線
乳癌画像診断の進歩
大地 哲也
1
,
神尾 孝子
,
亀岡 信悟
1東京女子医科大学 第二外科
キーワード:
MRI
,
腫瘍再発
,
リンパ行性転移
,
生検
,
乳房腫瘍
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
陽電子放射型断層撮影
,
胸部CT
Keyword:
Breast Neoplasms
,
Biopsy
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Lymphatic Metastasis
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
Positron-Emission Tomography
pp.1154-1160
発行日 2009年11月1日
Published Date 2009/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009362349
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
乳癌の治療方針の決定における乳癌画像診断の役割は非常に大きい。MRIは術前広がり診断や術前薬物治療後の腫瘍範囲診断に有用である。FDG-PETは腫瘍のviabilityを定量化可能で、術前薬物治療の早期効果判定への応用が期待される。腫瘤非形成の乳癌に遭遇する機会が増えてきたが、吸引式組織生検装置は生検精度の向上に有用である。複雑多様化した画像検査所見を有効に治療に反映させるためには放射線科医、病理医、外科医のコミュニケーションが重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2009