乳癌治療の最前線
乳癌検診の現況と展望
河合 賢朗
1
,
石田 孝宣
,
鈴木 昭彦
,
大内 憲明
1東北大学 腫瘍外科
キーワード:
死亡率
,
集団検診
,
乳房腫瘍
,
マンモグラフィー
,
登録
,
受診率
Keyword:
Breast Neoplasms
,
Mammography
,
Mass Screening
,
Mortality
,
Registries
pp.1148-1153
発行日 2009年11月1日
Published Date 2009/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009362348
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マンモグラフィ検診は世界で唯一有効性が検証された方法である。乳癌死亡率減少の達成には対策型のみならず任意型も含めた精度の高いがん登録による事業評価や種々の方策による受診率向上が必要である。超音波の検診への導入は有効性を検証するため現在進行中の大規模臨床試験(J-START)の結果をまつ必要がある。超音波講習会への参加により標準的方法を習得しマンモグラフィを含めた総合的な検診精度の向上が望まれる。
©Nankodo Co., Ltd., 2009