非浸潤性乳管癌(DCIS)の診断と治療
DCISの歴史・疫学と検診
田澤 咲子
1
,
広田 由子
,
瀧本 雅文
,
中村 清吾
1昭和大学 臨床病理診断学
キーワード:
集団検診
,
乳房腫瘍
,
マンモグラフィー
,
発生率
,
非浸潤性腺管内癌
,
年齢分布
Keyword:
Breast Neoplasms
,
Carcinoma, Intraductal, Noninfiltrating
,
Mammography
,
Mass Screening
,
Incidence
,
Age Distribution
pp.685-689
発行日 2016年7月1日
Published Date 2016/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016259160
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非浸潤性乳管癌(ductal carcinoma in situ:DCIS)についてのはじめての記述は,1893年にさかのぼる.米国では1990年ごろよりマンモグラフィの普及に伴いDCISの頻度は著明に増加した.DCISのおよそ半数は浸潤癌に進展するものの,生涯顕在化しえない症例の存在も認識されており,その生物学的特性に合わせた治療方針の確立が望まれる.
©Nankodo Co., Ltd., 2016