透析患者の悪性腫瘍の早期発見と予防
透析患者のがん検診と早期発見
友 雅司
1
1大分大学医学部附属病院 血液浄化センター
キーワード:
胸部X線診断
,
血液透析
,
死因
,
子宮内膜腫瘍
,
死亡率
,
集団検診
,
腫瘍
,
腎臓腫瘍
,
腎不全-慢性
,
前立腺腫瘍
,
消化器系内視鏡法
,
乳房腫瘍
,
マンモグラフィー
,
前立腺特異抗原
,
腫瘍の早期診断
,
受診率
,
腹部CT
Keyword:
Breast Neoplasms
,
Cause of Death
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Mammography
,
Neoplasms
,
Kidney Neoplasms
,
Mass Screening
,
Mortality
,
Prostatic Neoplasms
,
Radiography, Thoracic
,
Endoscopy, Digestive System
,
Prostate-Specific Antigen
,
Endometrial Neoplasms
,
Early Detection of Cancer
pp.15-20
発行日 2015年1月10日
Published Date 2015/1/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015138774
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慢性透析患者においては悪性腫瘍の発生率が高いと報告されている.また,近年本邦において透析患者の死亡原因として悪性腫瘍の比率が増加している.早期発見により悪性腫瘍による死亡率を低下させることが重要となってきている.透析施設での定期検査のみでは早期発見は不可能である.消化管検査,子宮頸がん等の検診は効果があり,集団検診との連携も重要である.また,腎がんのスクリーニングとしては年に1回の腹部CTはきわめて有用である.
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