特集 知っておきたい乳癌スクリーニング
乳がん検診の利益と不利益からみた高濃度乳房への対応について
笠原 善郎
1
1福井県済生会病院 女性診療センター
キーワード:
集団検診
,
乳房腫瘍
,
マンモグラフィー
,
アウトカム評価(保健医療)
,
乳房超音波診断
,
乳腺密度
Keyword:
Breast Density
,
Breast Neoplasms
,
Mammography
,
Mass Screening
,
Ultrasonography, Mammary
,
Outcome Assessment, Health Care
pp.775-780
発行日 2019年7月26日
Published Date 2019/7/26
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2019298731
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対策型乳がん検診の目的は乳がん死亡の減少であり、偽陽性、偽陰性、過剰診断などの不利益とのバランスも考慮し、組織的に施行する必要がある。現在のマンモグラフィ検診で感度の低い高濃度乳房に対しては、保険診療や超音波検診への一律な誘導など不適切な対応は控え、正しい認識の下、受診者とのsheareddecision makingが必要である。
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