ICG蛍光法の外科領域への応用
ICG蛍光法を用いた四肢リンパ管の同定とリンパ浮腫治療
成島 三長
1
,
光嶋 勲
1東京大学 形成外科美容外科
キーワード:
Indocyanine Green
,
蛍光
,
血管外科
,
四肢
,
吻合術
,
包帯
,
リンパ浮腫
,
リンパ管
,
靴下・ストッキング
Keyword:
Bandages
,
Anastomosis, Surgical
,
Fluorescence
,
Extremities
,
Indocyanine Green
,
Lymphedema
,
Vascular Surgical Procedures
,
Lymphatic Vessels
pp.934-938
発行日 2009年9月1日
Published Date 2009/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009305354
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
四肢リンパ浮腫は、本邦においては乳癌や子宮癌などの癌術後に発生する。近年スーパーマイクロ技術によるリンパ管静脈吻合法という術式が開発され徐々に普及しつつある。本治療のポイントは、リンパ管の同定である。Indocyanine green(ICG)を指間部に皮下注した後、近赤外線カメラでリンパ管の走行および状態が皮膚表面より確認することができる。これによりリンパ管静脈吻合も低侵襲で確実に施行できる。
©Nankodo Co., Ltd., 2009