知っておくべき消化器手術の再建法
直腸切除術後の再建法
角田 明良
1
,
中尾 健太郎
,
渡辺 誠
,
松井 伸朗
1昭和大学 消化器・一般外科
キーワード:
外科用ステープラー
,
人工肛門造設術
,
直腸腫瘍
,
ランダム化比較試験
,
腸吻合術
,
低位前方切除
Keyword:
Surgical Staplers
,
Rectal Neoplasms
,
Randomized Controlled Trials as Topic
pp.834-837
発行日 2009年8月1日
Published Date 2009/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009274466
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直腸癌に対する低位前方切除・端々吻合の術後に発生する排便障害を改善する三つの再建法を解説した。J型結腸嚢は自動縫合器で長さ5~6cmのものを作成する。側端吻合は長さ3cmのside limbで十分である。ColoplastyはJ型結腸嚢再建が困難な症例ではよい適応である。これらの再建法は端々吻合と比べて排便回数、便意促迫、便失禁などの排便障害が改善する。
©Nankodo Co., Ltd., 2009