知っておくべき消化器手術の再建法
胃全摘術後の再建法 腹腔鏡補助下胃全摘術における再建法
明石 義正
1
,
比企 直樹
,
福永 哲
,
片山 宏
,
野原 京子
,
徳永 正則
,
湊 拓也
,
大山 繁和
,
佐野 武
,
山口 俊晴
1癌研究会有明病院 消化器外科
キーワード:
胃切除
,
外科用ステープラー
,
腹腔鏡法
,
Roux-en-Y吻合術
,
ランダム化比較試験
,
食道空腸吻合術
Keyword:
Anastomosis, Roux-en-Y
,
Gastrectomy
,
Laparoscopy
,
Surgical Staplers
,
Randomized Controlled Trials as Topic
pp.822-828
発行日 2009年8月1日
Published Date 2009/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009274464
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胃全摘後の再建術式にはさまざまな方法があるが、現時点ではRoux-en-Y再建がもっとも広く行われており、標準術式といえる。近年、腹腔鏡補助下胃全摘術(LATG)も行われ始めているが、LATGでは食道空腸吻合が開腹手術と比較して困難である。現在、自動吻合器あるいは自動縫合器を用いた方法のいずれかが施設ごとに選択されているが、当科では開腹手術と同様の自動吻合器を用いた再建を行っている。われわれの行っている引き上げ法、経口アンビル法について解説する。
©Nankodo Co., Ltd., 2009