吻合法 70年の変遷から学ぶこと
大腸手術 直腸吻合法 肛門機能温存への挑戦
安野 正道
1
,
杉原 健一
1東京医科歯科大学 大学院腫瘍外科
キーワード:
医学用イラストレーション
,
外科用ステープラー
,
直腸腫瘍
,
回腸嚢肛門吻合術
,
Pull-Through法
,
肛門括約筋温存術
,
腸吻合術
,
低位前方切除
Keyword:
Medical Illustration
,
Surgical Staplers
,
Rectal Neoplasms
,
Proctocolectomy, Restorative
pp.52-60
発行日 2008年1月1日
Published Date 2008/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008119497
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1939年にDixonが報告した前方切除は、器械吻合器の開発普及により、今日では直腸癌の標準術式となった。今日では、肛門に近い下部進行直腸癌にも肛門温存が可能となって、直腸癌の80%以上に肛門括約筋温存手術が行われている。遠位直腸、肛門管、肛門のいずれのレベルで吻合するかにより手術操作がかわる。再建にはstraight(端々)、straight(側端)、J-pouch coloplastyの三つがあり、吻合方法には手縫い法、器械(single,double)の二つがある。
©Nankodo Co., Ltd., 2008