知っておくべき消化器手術の再建法
生体肝移植術における再建法(静脈、動脈、胆管)
金子 順一
1
,
菅原 寧彦
,
國土 典宏
1東京大学 肝胆膵・人工臓器移植外科
キーワード:
肝静脈
,
肝臓移植
,
肝動脈
,
総胆管造瘻術
,
リビングドナー
,
血管移植
,
胆道再建術
Keyword:
Choledochostomy
,
Hepatic Artery
,
Hepatic Veins
,
Liver Transplantation
,
Living Donors
,
Vascular Grafting
pp.838-844
発行日 2009年8月1日
Published Date 2009/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009274467
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生体肝移植における静脈、動脈、胆道再建の多くは近年考案された。静脈再建は大きな吻合口を確保し縫合する必要がある。また、グラフト内のうっ血域を減少させるために、肝静脈分枝の再建は必須である。動脈再建は、吻合動脈の直径が全肝移植の動脈吻合に比べて細いため、顕微鏡下での施行が適している。胆道再建は、胆管を病変の主座とする原発性硬化性胆管炎や胆道閉鎖症を除き、胆管胆管吻合を行う。
©Nankodo Co., Ltd., 2009