術後胆道合併症の防止とその対策
生体肝移植 レシピエント 胆管空腸吻合
三田 篤義
1
,
三原 基弘
,
浦田 浩一
,
中澤 勇一
,
池上 俊彦
,
宮川 眞一
1信州大学 外科
キーワード:
医学用イラストレーション
,
肝臓移植
,
砕石術
,
術後合併症
,
総胆管造瘻術
,
バルーン拡張法
,
Roux-en-Y吻合術
,
リビングドナー
,
肝内結石症
,
胆汁漏出
,
吻合部狭窄
Keyword:
Anastomosis, Roux-en-Y
,
Choledochostomy
,
Lithotripsy
,
Medical Illustration
,
Postoperative Complications
,
Liver Transplantation
,
Living Donors
pp.959-964
発行日 2008年9月1日
Published Date 2008/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008318960
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肝移植後の胆道合併症は治療に難渋し、問題である。再吻合術や再移植は成績がわるく、非手術治療が主流となっている。これまで胆管空腸吻合後の合併症では経皮経肝胆道造影によるinterventional radiology(IVR)に失敗すると再手術が必要であったが、内視鏡治療の進歩により胆管空腸吻合部への経腸的到達が可能となり、肝移植後の胆道合併症治療にも応用されてきている。再移植が困難なわが国では、IVRや内視鏡を駆使した治療戦略を構築することが重要と考えられる。
©Nankodo Co., Ltd., 2008