必読 最新の肝切除(その2)
胆管切離と再建
菅原 元
1
,
西尾 秀樹
,
江畑 智希
,
横山 幸浩
,
伊神 剛
,
國料 俊男
,
角田 伸行
,
深谷 昌秀
,
板津 慶太
,
上原 圭介
,
石黒 成治
,
梛野 正人
1名古屋大学 腫瘍外科
キーワード:
ドレナージ
,
肝切除
,
肝内胆管
,
胆道腫瘍
,
胆管切除術
,
胆道再建術
,
尾状葉
Keyword:
Bile Ducts, Intrahepatic
,
Biliary Tract Neoplasms
,
Drainage
,
Hepatectomy
pp.486-489
発行日 2010年5月1日
Published Date 2010/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010193452
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胆道癌に対する肝切除において胆管を切離する際は、胆管を肝動脈および門脈から注意深く剥離する必要がある。特に左葉切除の場合、右前区域胆管とその背側を走行する門脈右前枝との剥離には注意を要する。胆道再建に際しては、(1)肝内胆管の解剖学的位置関係を把握する、(2)複数の胆管枝は形成してなるべく1本化する、(3)吻合しにくい胆管枝の後壁から半周ずつ吻合を始める、(4)すべての胆管枝に胆管チューブを留置するなどの点に注意が必要である。
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