直腸癌局所再発に対する治療
直腸癌局所再発に対する集学的治療 術前放射線化学療法
植村 守
1
,
関本 貢嗣
,
三宅 正和
,
池田 正孝
,
前田 栄
,
浜川 卓也
,
濱 直樹
,
西川 和宏
,
宮本 敦史
,
宮崎 道彦
,
平尾 素宏
,
中森 正二
1国立病院機構大阪医療センター 外科
キーワード:
抗腫瘍剤
,
腫瘍多剤併用療法
,
腫瘍再発
,
直腸腫瘍
,
治療成績
,
ネオアジュバント療法
,
Cetuximab
,
放射線化学療法
,
SOX Protocol
Keyword:
Cetuximab
,
Antineoplastic Agents
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Rectal Neoplasms
,
Treatment Outcome
,
Neoadjuvant Therapy
,
Chemoradiotherapy
pp.1486-1492
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017034890
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直腸癌局所再発に対する外科的治療は考慮すべき治療法の一つであるが,侵襲の大きい拡大手術となる場合が多く,術後合併症のマネジメントなど留意すべき点が多い治療法である.手術成績に影響するもっとも大きな因子はR0切除であるが,R0切除が施行できたとしても術後成績は決して良好とはいえない.治療成績の向上には術前放射線化学療法など集学的治療が重要であると考えられる.筆者らの施設で,これまでに施行してきた治療戦略の変遷と術前放射線化学療法について概説する.
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