発行日 2008年5月1日
Published Date 2008/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008196512
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61歳男。胃粘膜下腫瘍に対する精査目的の上部消化管内視鏡で上切歯列より27cmから40cmにかけて境界不明瞭な黒色調粘膜を9ヶ所認め、生検診断は悪性黒色腫であった。食道亜全摘術+D3+胸骨後胃管再建術を施行し、手術時根治度Aであった。病理組織所見では異型の強い黒色腫細胞が上皮内基底側に増殖し、免疫染色でHMB-45、S-100がともに腫瘍細胞陽性であった。術後補助療法は行わず外来で経過観察し、11年経過して無再発生存中である。
©Nankodo Co., Ltd., 2008