術中出血の防止と止血の要点
低位前方切除術
小林 宏寿
1
,
榎本 雅之
,
樋口 哲郎
,
安野 正道
,
植竹 宏之
,
飯田 聡
,
石川 敏昭
,
杉原 健一
1東京医科歯科大学 腫瘍外科
キーワード:
医学用イラストレーション
,
S状結腸
,
外科的止血
,
直腸腫瘍
,
失血-外科
,
低位前方切除
Keyword:
Hemostasis, Surgical
,
Medical Illustration
,
Colon, Sigmoid
,
Rectal Neoplasms
,
Blood Loss, Surgical
pp.1694-1698
発行日 2007年12月1日
Published Date 2007/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008117102
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直腸癌に対する低位前方切除術は、すでに確立された標準的な手術手技である。局所の解剖を熟知し、膜の解剖に沿った手術を行えばほとんど出血をみることなく手術を終了することが可能である。しかしながら、剥離層を間違えた場合には出血をきたし、とくに仙骨前面からの出血は多量となりえる。本稿では、低位前方切除術において出血をきたさないためのアプローチを中心に概説する。
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