肝細胞癌切除後の長期成績向上を目指して
術後補助療法 非抗癌薬治療
片桐 聡
1
,
山本 雅一
1東京女子医科大学附属消化器病センター 外科
キーワード:
Branched-Chain Amino Acids
,
Retinoids
,
肝細胞癌
,
肝切除
,
Cyclooxygenase Inhibitors
,
アジュバント化学療法
,
Vitamin K2
,
Cyclooxygenase 2
Keyword:
Amino Acids, Branched-Chain
,
Hepatectomy
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Retinoids
,
Chemotherapy, Adjuvant
,
Cyclooxygenase Inhibitors
,
Vitamin K 2
,
Cyclooxygenase 2
pp.549-552
発行日 2007年5月1日
Published Date 2007/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007209497
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肝細胞癌はたとえ治癒切除が得られたとしても、その背景にある肝障害や肝細胞癌自体の生物学的特性から再発をきたしやすい癌腫の一つである。その中で、ウイルス排除以外の見地からの術後補助療法がある。それは非環式レチノイド、ビタミンK2、分岐鎖アミノ酸、COX-2阻害薬などであるが、現在では十分なEBMはとれていないのが現状である。今後は肝細胞癌術後成績向上のためにも、これら非抗癌薬治療の臨床介入試験の結果が待たれるところである。
©Nankodo Co., Ltd., 2007