外科学の進歩と今後の展望
胆道外科
二村 雄次
1
1名古屋大学 大学院腫瘍外科
キーワード:
医師の役割
,
肝切除
,
血管造影
,
胆管腫瘍
,
胆石症
,
胆道外科
,
胆嚢腫瘍
,
保健医療サービス
,
Klatskin腫瘍
,
腹腔鏡下胆嚢摘出術
,
マルチスライスCT
,
経皮経肝胆道ドレナージ
,
内視鏡的胆道ドレナージ
Keyword:
Bile Duct Neoplasms
,
Biliary Tract Surgical Procedures
,
Angiography
,
Cholelithiasis
,
Hepatectomy
,
Gallbladder Neoplasms
,
Health Services
,
Physician's Role
,
Cholecystectomy, Laparoscopic
,
Klatskin Tumor
,
Multidetector Computed Tomography
pp.434-438
発行日 2007年4月1日
Published Date 2007/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007206113
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胆道外科は、1990年代に内視鏡下手術が導入されてもっともその診療内容に変化が認められた領域である。胆道癌の外科治療には、肝門部胆管癌患者の周術期管理と根治的手術法の開発ではまだ日本が指導的な役割を演じて世界をリードしている。胆嚢癌はその進展様式に応じた手術法が開発されてはいるものの、その手術成績の評価は定かではなくさらなる研究が必要である。一方、胆道外科の臨床の進歩に保険医療制度が追随できていないのが現状である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007