外科学の進歩と今後の展望
呼吸器外科
浜川 博司
1
,
園部 誠
,
大久保 憲一
,
板東 徹
,
和田 洋巳
1京都大学 呼吸器外科
キーワード:
胸部外科
,
生存率
,
腺癌
,
脳死
,
肺移植
,
スパイロメトリー
,
肺腫瘍
,
肺切除
,
リビングドナー
,
オーダーメイド医療
,
Gefitinib
Keyword:
Adenocarcinoma
,
Brain Death
,
Lung Neoplasms
,
Pneumonectomy
,
Spirometry
,
Survival Rate
,
Lung Transplantation
,
Living Donors
,
Thoracic Surgical Procedures
,
Precision Medicine
,
Gefitinib
pp.384-390
発行日 2007年4月1日
Published Date 2007/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007206105
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呼吸器外科の分野においても、近年その専門化がすすんでいる。しかしその方向性は、拡大手術手技の開拓というより、個々の症例に合せて治療しようというオーダーメード医療へとすすんでいる。術後疼痛軽減のための胸腔鏡手術、早期肺癌や低肺機能症例に対する縮小手術、遺伝子情報に基づく薬剤の選択、末期心肺疾患に対する肺移植手術など、近代社会の要求に応えるため、さまざまな視点から「呼吸器外科の方向性」が模索されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2007