手術室の最新情報
周術期における最新の抗生物質の使い方
炭山 嘉伸
1
,
中村 陽一
1東邦大学 外科学第三講座
キーワード:
抗細菌剤
,
手術創感染
,
アメリカ疾病管理センター
,
診療ガイドライン
,
予防的抗菌剤投与
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Centers for Disease Control and Prevention (U.S.)
,
Surgical Wound Infection
,
Practice Guidelines as Topic
,
Antibiotic Prophylaxis
pp.310-314
発行日 2007年3月1日
Published Date 2007/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007150007
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一般消化器外科領域での抗菌薬使用ガイドライン[日本感染症学会・日本化学療法学会(編):『抗菌薬使用の手引き』]によると、(1)術後感染予防薬と術後感染治療薬を区別すること、(2)術後感染予防薬は執刀開始時に使用すること、(3)術後3日間の予防的投与を推奨すること(低侵襲手術は執刀開始時のみ)、がそのポイントである。抗菌薬使用の適正化は普及してきており、今後はさらに耐性菌出現を予防することも考慮した抗菌化学療法が望まれている。
©Nankodo Co., Ltd., 2007