発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004157253
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腹腔鏡補助下大腸切除術(lac)のクリニカルパス(パス)について診療面,経済面などから評価し述べた.医師・看護師の評価は概ね肯定的であるが,医師・看護記録との二重記載の問題が指摘された.バリアンス評価では排ガス時期や食事開始時期が遅れる傾向がうかがわれた.創感染やイレウスなどの合併症もバリアンスの原因となるが,閉創前の創部洗浄や手術時間の短縮が合併症の予防に効果的である.入院期間の短縮による経済効果の向上がみられ,現行のパスを改良することで医療側も患者側も共に満足できる治療体系が構築されると思われる
©Nankodo Co., Ltd., 2004