最新 血管疾患の診断・治療
治療 腹部大動脈瘤に対する治療 手術vsステント
重松 宏
1
,
川口 聡
,
石丸 新
1東京医科大学 血管外科
キーワード:
血管外科
,
ステント
,
大動脈瘤-腹部
,
治療成績
Keyword:
Vascular Surgical Procedures
,
Stents
,
Treatment Outcome
,
Aortic Aneurysm, Abdominal
pp.1266-1270
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007028370
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腹部大動脈瘤手術例数は著しく増加しつつあり、血管外科手術件数の主要部分を占めている。外科的手術成績は良好で、病院死亡率は破裂例を含めても2~3%以下となっている。開腹あるいは腹膜外到達法での手術侵襲は、場合により局所麻酔下で鼠径部の小切開により行われるステントグラフトによる血管内治療の低侵襲性に及ぶべくもないが、血管内治療は形態学的制約や長期にわたる観察が必要であり、通常の危険度を有する症例では外科的治療が推奨されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2006