最新 血管疾患の診断・治療
治療 下肢閉塞性動脈硬化症の治療指針
重松 邦広
1
,
宮田 哲郎
1東京大学 血管外科
キーワード:
下肢
,
間欠跛行
,
虚血
,
動脈硬化症-閉塞性
,
重症度指標
,
診療ガイドライン
Keyword:
Arteriosclerosis Obliterans
,
Ischemia
,
Intermittent Claudication
,
Severity of Illness Index
,
Practice Guidelines as Topic
,
Lower Extremity
pp.1271-1277
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007028371
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下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)に対する治療に血管内治療・血管新生療法などの新しい選択肢が従来の血行再建術に加わり、ASOに対する治療が多様化してきた。よりよい治療成果を望み、世界的規模での診断・治療の標準化が提唱され2000年にManagement of Peripheral Arterial Disease TransAtlantic Inter-Society Consensus(TASC)が発表された。ASOの治療に携わる血管外科を中心に各科の医師がこの指針に沿って診断治療にあたることにより、一定水準以上の治療レベルが保たれ、各治療法の成績もより良好になると考えられる。近日中にTASCの改定版がTASC IIとして発表されることになっており、今後のASOの診断・治療に役立つものと考えられる。
©Nankodo Co., Ltd., 2006