発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005152605
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大動脈瘤に対する血管内治療として期待されているステントグラフト内挿術の開発がすすみ,Y型グラフトを中心とした数種類のシステム機器が欧米を中心に海外各国で臨床使用されている.本邦ではいまだ使用承認にいたっていないが,多施設臨床治験が終了してから3年が,また世界的には臨床導入されて約10年が経過し,蓄積された多くの経験からその成績が明らかとなりつつある.本法は,適応の選択と手技の習熟により,大動脈瘤に対する低侵襲治療として,人工血管置換術に並ぶ有効な治療手段として定着するものと考えられる
©Nankodo Co., Ltd., 2005