最新 血管疾患の診断・治療
診断 血管疾患の診断における画像診断の重要性 マルチスライスCTを中心に
林 宏光
1
1日本医科大学 放射線科・ハイテクリサーチセンター
キーワード:
冠動脈疾患
,
大動脈瘤
,
動脈硬化症-閉塞性
,
動脈瘤-解離性
,
肺塞栓症
,
静脈血栓症
,
マルチスライスCT
Keyword:
Aortic Aneurysm
,
Aneurysm, Dissecting
,
Arteriosclerosis Obliterans
,
Coronary Disease
,
Pulmonary Embolism
,
Venous Thrombosis
,
Multidetector Computed Tomography
pp.1241-1250
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007028367
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血管疾患の診断に画像診断は必須であるが、近年の非(低)侵襲的診断法の進歩には目を見張るものがある。なかでもマルチスライスCTを用いることで、短時間で広範囲の空間分解能に優れた画像情報を得ることが可能になり、さらに高分解能なCT血管造影像から病変を3次元的に評価しうるようになった。この結果、CTの役割は治療戦略決定のための手段とパラダイムシフトしつつあり、今後さらに重要性を増すものと考えられる。
©Nankodo Co., Ltd., 2006