発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006218614
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甲状腺乳頭癌に対する手術としてわが国では伝統的には甲状腺亜全摘+同側の保存的頸部郭清術を標準とする施設が多かった.欧米では,同様の意見の大家もいるが,全摘を重視し,リンパ節郭清を軽視する傾向があった.それぞれにそれを主張する根拠がある.医学的根拠以外に社会的,医療経済的背景が実際の医療に影響する.『甲状腺癌取扱い規約(第6版)』のTNM分類について解説し,当院において現在行われている手術方針を説明する
©Nankodo Co., Ltd., 2006