癌治療の選択-治療効果と治療費
甲状腺癌の治療効果と治療費
五十嵐 健人
1
,
清水 一雄
1日本医科大学 内分泌外科
キーワード:
医療費
,
甲状腺腫瘍
,
甲状腺切除
,
内視鏡法
,
乳頭状癌
,
放射線療法
,
頸部リンパ節郭清
,
Paclitaxel
,
アジュバント化学療法
,
診療ガイドライン
,
髄様癌
,
治療成績
,
濾胞状腺癌
,
ネオアジュバント療法
,
未分化癌
Keyword:
Carcinoma
,
Carcinoma, Papillary
,
Endoscopy
,
Health Expenditures
,
Radiotherapy
,
Thyroid Neoplasms
,
Thyroidectomy
,
Treatment Outcome
,
Practice Guidelines as Topic
,
Chemotherapy, Adjuvant
,
Paclitaxel
,
Adenocarcinoma, Follicular
,
Carcinoma, Medullary
,
Neoadjuvant Therapy
,
Neck Dissection
pp.6-11
発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013104316
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甲状腺癌はその組織により治療方針が異なり,治療成績も異なる.それらの相違についてガイドラインの治療方針に沿って術式を選択している.術式は甲状腺葉切+頸部リンパ節郭清,もしくは甲状腺全摘+頸部リンパ節郭清に集約できる.甲状腺分化癌(乳頭癌や濾胞癌)に対する補助療法として,放射線iodine(I-131)内用療法が行われているが,欧米とわが国で治療状況が異なる.甲状腺癌に対する治療はおおむね良好な成績であり,国民皆保険制度の維持をしながら,限られた医療資源を有効に利用している.
©Nankodo Co., Ltd., 2013