発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006198936
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重症急性膵炎では後期感染が問題であり,とくに感染性膵壊死の死亡率は高い.感染性膵壊死に対して保存的治療は無効でありネクロセクトミーが行われる.ネクロセクトミーは発症後3~4週目以降のほうが安全かつ容易に施行できる.術後は基本的にcontinuous closed lavageを選択しているが,壊死性変化や感染が進行することがあり長期的な外科的管理が必要となる.病態,手術のリスク,術後合併症,死亡率に関して十分なインフォームド・コンセントがなされるべきである
©Nankodo Co., Ltd., 2006