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術前のインフォームド・コンセント
比企 直樹
1
,
山口 俊晴
,
福永 哲
,
瀬戸 康之
,
大山 繁和
,
大矢 雅敏
,
上野 雅資
,
黒柳 洋弥
,
山本 順司
,
斉浦 明夫
,
関 誠
,
武藤 徹一郎
1癌研究会有明病院 消化器外科
キーワード:
胃腫瘍
,
胃切除
,
インフォームドコンセント
,
術後合併症
,
術前管理
,
腹腔鏡法
,
内視鏡的粘膜切除術
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Gastrectomy
,
Informed Consent
,
Laparoscopy
,
Postoperative Complications
,
Preoperative Care
,
Stomach Neoplasms
pp.249-253
発行日 2007年3月1日
Published Date 2007/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007149997
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癌における術前のインフォームド・コンセントでは、インフォーム(説明)とコンセント(同意)に加えて、患者の疾患を物語としてとらえる概念(narrative based medicine)という概念を理解することが大切である。本稿では、従来のインフォームド・コンセントはevidenced based medicineにのっとって行えばよいという既存の概念の反省を含め、患者の気持ちを重視したうえのインフォームド・コンセントについて述べる。さらに、予後を含めて、その病態に多様性のある胃癌を例にインフォームド・コンセントを概説する。
©Nankodo Co., Ltd., 2007