発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006198935
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
膵癌は診断時すでに遠隔転移を有するか主要動脈浸潤のために大半の症例で切除不能であり,消化器癌の中ではもっとも予後不良である.門脈合併切除や徹底したリンパ節郭清などにより治癒切除率の向上が追求されてきたが,切除例でも5年生存率は膵頭部癌13.0%,膵体尾部癌18.2%にすぎない.現在,膵癌取扱い規約のStage I,II,IIIおよびIVaの大部分に切除の意義があるとされ,補助化学療法による予後改善効果も報告されている
©Nankodo Co., Ltd., 2006