発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005231011
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
転移性肝癌を認めた場合,従来は消化管造影や内視鏡,胸部CT,頭部MRI,骨シンチなど多くの検査が施行されてきた.しかし,近年はFDG-PETを行い異常集積の認められる部位について他の画像診断により精密検査をするのが,患者の経済的・肉体的負担も減り,医療経済効果も上がる診断マニュアルと考えられる.一方,治療に関しては大腸癌を原発巣とする場合は積極的に肝切除を選択するべきであるが,非大腸癌の場合は全身転移の一部と認められることが多く,切除に関しては慎重とすべきである
©Nankodo Co., Ltd., 2005