発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005191720
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
49歳女.主訴は右乳房緊満感.マンモグラフィ所見で比較的均一な高濃度の腫瘍を認め,腫瘍内部には脂肪を思わせる低濃度の部分が散在していた.超音波所見では腫瘍は境界明瞭,扁平で,内部エコーは周囲の正常乳腺よりややlowであったが,内部は不均一で,葉状腫瘍のような分葉構造は認められなかった.MRI所見にて組織亜型はfibroadenolipomaと診断した.穿刺吸引細胞診はbenignで線維腺腫疑いであった.過誤腫と診断して腫瘍摘出術を行い,病理組織学的にも過誤腫であり,間質性分が多いことからfibroadenolipomaと診断した
©Nankodo Co., Ltd., 2005