発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005102628
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50歳男.4ヵ月前,胃潰瘍で入院中に血中ガストリン高値を認め,Zollinger-Ellison症候群を考えて腹部画像検査を行ったが,ガストリノーマを疑わせる所見は認められなかった.1ヵ月前に上腹部痛が出現し,諸検査により早期胃癌と診断して胃亜全摘術を施行した.開腹時にガストリノーマの検索を行ったところ十二指腸球部に粘膜下腫瘍が認められ,病理組織検査でガストリノーマと診断された.胃癌の病理診断は低分化型腺癌であった
©Nankodo Co., Ltd., 2005