発行日 2003年10月1日
Published Date 2003/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004096669
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大腸癌を中心に臨床応用がすすんでいる大腸狭窄に対するself-expandable metallic stent(EMS)治療は,重要なinterventional radiology(IVR)の一つになっている.大腸癌に対するEMS治療には,悪性狭窄に対する姑息的治療目的と狭窄型大腸癌の術前処置目的の2種類がある.いずれも高い有効性と安全性が報告されており,今後ますます普及していく手技であると考えられる.しかし,合併症の報告もあり挿入にさいしては慎重な操作が要求される.安全な挿入手技の確立には早期の専用キットの開発・導入が待たれる
©Nankodo Co., Ltd., 2003