腫瘍内科診療データファイル
疾患からみる各種癌の診断・治療 肝・胆・膵 胆管癌
佐々木 隆
1
,
伊佐山 浩通
,
小俣 政男
1東京大学 大学院医学系研究科消化器内科
キーワード:
Cisplatin
,
光化学療法
,
胆管癌
,
胆管腫瘍
,
放射線療法
,
治療成績
,
メタアナリシス
,
Gemcitabine
,
TS-1
,
マルチスライスCT
Keyword:
Bile Duct Neoplasms
,
Cisplatin
,
Photochemotherapy
,
Radiotherapy
,
Meta-Analysis as Topic
,
Treatment Outcome
,
Cholangiocarcinoma
,
Multidetector Computed Tomography
,
Gemcitabine
pp.1195-1200
発行日 2007年12月1日
Published Date 2007/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2008061410
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胆管癌の診断は、腹部超音波のほか、multidetector-row CT(MDCT)やmagnetic resonance cholangiopancreatography(MRCP)、超音波内視鏡、管腔内超音波、胆道鏡など多種類のmodalityを駆使することで、詳細な診断が可能となっている。胆管癌治療の基本は手術であり、その可否を追求する姿勢が大切である。非切除胆管癌に対する抗腫瘍療法については、いまだ標準的治療法が確立されていない。抗癌剤治療のほか、放射線治療やphotodynamic therapy(PDT)など、さまざまな治療が試みられている。胆管癌治療でもっとも重要なことは、胆道合併症の管理である。的確なドレナージテクニックなしに、抗腫瘍療法の施行は不可能である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007