発行日 2003年10月1日
Published Date 2003/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004096671
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進行・再発大腸癌に対して,本邦初の垂直型オープンMR装置を用い,腫瘍病変部の三次元画像を用いた画像ナビゲーションシステムとリアルタイム断層温度画像を用いることにより,直視不能な腫瘍病変に対しても腫瘍を捕捉することが可能となった.又,本装置にマイクロ波凝固装置を組み合せ,温熱治療時に,病変ならびに周辺部の温度をリアルタイムにモニターすることにより,安全かつ十分な抗腫瘍効果を得られるinterventional MR navigation surgeryシステムを構築し,大腸癌肝転移や骨盤腫瘍にMR環境下マイクロ波凝固療法を施行した.本療法による死亡はみられず,重篤な合併症もみられず,局所制御率も良好であり,進行・再発大腸癌の治療に有用であった
©Nankodo Co., Ltd., 2003