発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004089421
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手術や局所療法が不可能な進行肝細胞癌に対して化学療法が選択される.動脈血量の豊富な肝癌に対してはTACEが第一選択となるが,肝機能不良例やびまん性発育を示したり,主要門脈枝に腫瘍栓の存在するものでは動注化学療法を施行する.又,最近では,インターフェロンと5-FUの動注の併用療法が腫瘍栓の存在する進行肝癌に有用であると報告もある.一方,肺転移などの肝外転移が認められた場合には全身化学療法を考慮するが,一般的に有効率は極めて低く生存期間の延長に寄与するかは現在,実証されていない
©Nankodo Co., Ltd., 2003