発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003304838
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膵癌は非常に悪性度が高く,切除率は向上しているものの,その予後は未だ不良である.Stage I~IIIの症例は手術により長期生存が得られる可能性があり手術適応であるが,画像診断による正確なstagingを行うことが重要である.Stage IVに対しては,放射線療法や化学療法による再発の防止,down stagingも検討されているが確立されておらず,さらなる検討が必要である.又,分子生物学的手法が診断や治療に応用されつつあり,免疫療法と共に集学的治療の一翼を担って膵癌の予後が改善されていくことが期待される
©Nankodo Co., Ltd., 2003